「理想は現実」~後篇~
人は産まれ出るまでは「理想」と呼ばれて。
産まれ出てからは「現実」と出逢い、「現実」と共に生きる。
そしてまた死が訪れた時、あなたは「理想」と呼ばれるようになる。
『理想』とはあなた1人のことで。
『現実』とはあなた以外の人と、すべてを言います。
「理想は現実」〜前編〜 で説明しています。
しかしながら・・前篇内容だけでは伝えきれず、
続筆させていただきたいと思います。
「理想だけを追い求めていてはダメだぞ」
「現実をもっと勉強なさい!!」
まったくもってその通りだと思います。
なぜならば、
「理想は追い求めるものではない」からなのです。
「理想は抱き持つ」ものなのです。
つまり
「理想は抱き持ち、現実と共に在りなさい」
これが正しいのではないか。
あなたは家族と共に暮らしています。
その家族とは『現実』です。
そして朝、学校や仕事に向かう為に家を出てひとりになります。
するとあなたは『現実』ではなくなり、『理想』を抱きます。
そして学校や職場に着いたとたん『現実』となるのです。
夕方・・帰宅途中、またあなたはひとりになって『理想』を抱きます。
『理想』を満たす為にひとりで映画を観にいくかも知れませんし、行きつけのバーで『理想』の気分にひたることも。
そして帰宅して家族と一緒になると『現実』となるのです。
ある休日、『理想』の人とデートの約束がありました。
『理想』の人なので、気持ちは頂点!絶好調。
そして・・『理想』の人とふたり、デートを重ねるうちに一緒に暮らす約束を交わしました。
『理想』が『現実』になったのです。
これは素敵な、良くあるハッピーストーリーですよね。
しかし・・ここで少し角度と言い方を変えてみます。
『理想』の人とのデートは楽しい。
会う度に楽しみで待ち遠しい。
だけど・・逢ってみたらだんだんそんなに好きじゃないような気持ちになってきた?
嫌いになったのか・・飽きたのか?
どう見ても『理想』のタイプなのになぁ。
一緒に暮らす約束までしたのに・・何故か嬉しくない。
今日は内緒で、ひとりでちょっと遊びに行くかな?
もっと『理想』のタイプの人との出逢いがあるかも知れないしな!
この説明で理解してもらいたい事は・・笑
ひとりでいる時は『理想』を抱くのです。
そしてふたりの生活が決まれば『現実』が始まることが見えてしまったのです。
どんな素敵な『理想』を抱いても、『現実』になれば『理想』ではなくなるのです。
1人から⇒2人になったとたん『現実世界』となるのです。
抱いていた『理想』の人は、もう何処にも居なくなりました。
『理想』の人は、『現実』の人に変身してしまいましたとさ!笑
もうあなたの中には『理想』が無くなってしまいました。
『理想』が『現実』となったのに・・。
こんな最高の幸福が・・何故か寂しい気持ちになる。
新生活の夢も、これから新しい命を授かる『理想』だってある。
でも・・何故?、何故胸の奥に空虚感があるのだろう?
新しい命を授かる『理想』だってある。…?!
なんでしょうか?
お解りになりますか?
『理想』とは、ひとりのみで抱くものなんです。
子供を授かると言うことは?
ひとりにはならないので、『現実』なのです。
「新しい命を授かる『現実』だってある」
これが正しい言い方です。
素晴らしい『現実』ストーリーでしょう?
納得戴けましたか?
どう思われます?
重たいカンジ?。
「新しい命を授かる『現実』だってある」
納得出来ませんでした?。
では…
「新しい命を授かる『夢』だってある」
『夢』と言い変えれば、なんか楽な気持ちになりますね。
未来に希望を感じますし。
『夢』といえば、責任もそんなに感じない気がするし。
えっ!?汗。
ではこれですべてうまくいったのでしょうか?
『理想』が『現実』となって・・、尊い家族を愛し。
健康で幸せに暮らしていけることが一番大事なことではあります。
大前提でしょう。
健康の為、収入の為、家族の為、社会貢献の為。
それで・・
あなたの『理想』は?
わたしの『理想』?
そう。あなたの『理想』です。
そんな『夢』みたいなこと言ってどうすんの?
『理想』なんて、とおに忘れたよ。
あるのは『現実』だけ!だっちゅーの。
あんたもそんなことばっかり言ってないで、
『現実』をもっと見なさいよ。
『現実』をどうにかしなきゃならんでしょう?
その通りですね。
では、その『現実』をどうにかするには、
先ず『理想』を抱いてみては如何ですか?
『理想』なくして、『現実』はどうにもならないんですよ。
『理想』がカラッポだと、『現実』もカラッポになるんです。
常に『理想』を抱くことは、生きる上で大切なことなんです。
家族・仕事・学校・社会。
一人ではなく、複数人社会を『現実』と言います。
しかしこれだけでは、息が詰まる思いがしませんか?
なぜそんな気持ちになるのでしょう?
「家族や他者に感謝しましょう」なんて、お坊さんが言います。
解ってますがな。
でもなぜ息が詰まるの?
それは『理想』という自己が無いのです。
『理想』は、一人でいる時にのみ抱けるものなのです。
本来、家族も社会も『理想』を抱いた私たちの集合体でなければならないのですが、集合体になった時点で『現実』と替わってしまうのです。
なのでみなさん。
『理想』は常に抱き持っていて下さい。
『理想』を常に抱き持っていいんです。
家族や社会の中でも、あなたの『理想』は持ち続けていていいんです。
あなたの抱き持つ『理想』が、新たな家族や社会を実現できて、『現実』になったとしても、また新たな『理想』を抱き持つことが大切なのです。
『理想』を抱き持たない人の家族や社会は、何の進歩も生まれません。
そして、忘れてならないのが、
怒り恨む『理想』を抱き持つ人も多くいます。
この『理想』も、家族や社会の中で『現実』と化します。
或いは社会や他者を騙したり、他人や我が子をコントロールしたい『理想』を抱き持つ人もいます。
これは、ひとりでは成り立たないので、『理想』ではなく・・即『現実』となるのです。
エセ宗教や、ネットワークビジネスなども、この類いです。
自分の一番の『理想』を抱き持つ。
それはあなたの『魂』です。
人は産まれ出るまでは「理想」と呼ばれて。
産まれ出てからは「現実」と出逢い、「現実」と共に生きる。
そしてまた死が訪れた時、あなたは「理想」と呼ばれるようになる。
『理想』にはじまり・・『理想』となっておわる。
常に『理想』は失ってはならないのです。
それが『現実』なのです。
サイキックの眼 ヤマモト・コージ
